1週間のうち1日をミートフリーにしてサスティナビリティ

大豆ミートナゲット

注目されている大豆肉、大豆ミート、代替肉

これらが近年、なぜ注目されているかというと、

「水の削減」

水のコップ

大人約1食分の牛肉を生産するのに使われている水は、日本人が風呂に使う水約2ヶ月分の量と同じなのだとか。この水の大部分は牛の餌となる穀物を育てるために使用されています。
これらの水の計算はバーチャルウォーター(仮想水)とも言われており、牛肉1kgを生産するには、その約20,000倍の水が必要とも言われています。

「森林破壊を守る」

森林破壊

牛を放牧で育てるためには広い土地が必要となります。また、牛の餌を育てるプランテーションも広大な土地を必要とします。この二つがアマゾンの約60%の森林を破壊する主な原因になったと言われています。
毎年(2015年以降)失われる天然林の面積は約10万平方キロメートルにもなるそう。これは、東京都とほぼ同じ大きさの森が1週間毎に消失し続けているということです。(参照:http://www.fao.org/forest-resources-assessment/2020/en/
森林破壊により、地球温暖化、気候変動、また、それらに伴い大規模な森林火災の発生などの悪循環が生まれています。

「メタンガスの発生」

牛の放牧

畜産業の糞尿処理から多くのアンモニアが排出されており、牛からは二酸化炭素の20倍もの温室効果ガスであるメタンや亜酸化窒素を発生すると言われています。
日本国内だけでも年間に発生する家畜ふん尿総量は、ふんが 5934 万トン、尿が 2729 万トンで、合計 8663 万トンに達するとの報告もあります。(酸性雨問題研究会シンポジウム2008 年 2 月の統計値より)
これらは酸性雨の原因にもつながっています。

週に1日を動物性肉を食べない日に

上記のことなどから、近年、畜産肉、牛などの肉類を控える動きが出てきました。
しかし、今まで毎日普通に肉類を当たり前のように口にしていた人にとっては、いきなり今日から全く肉を摂取しないという決断は難しいかもしれません。
そこで、1週間のうち、1日だけを「ノーミートデイ」肉を口にしない日にしてみるのはいかがでしょうか?
牛肉などの肉類の動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸を体内に取り込まなくて済み、消化器系の休息日にもなります。
また、畜産肉を大豆ミートなどの代替肉に置き換えると、中性脂肪を下げる働きがあると言われている大豆タンパクやダイエットに嬉しい食物繊維を多く摂取することができます。

一週間に一度のサスティナブルアクションを一人ひとりでも地球規模にすると大きなものとなります。
週一のノーミートデイ、いかがでしょうか。

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