簡単手作りミツロウエコラップの素!くっついて使いやすい作り方

簡単手作りミツロウエコラップの素!くっついて使いやすい作り方

使いやすさとを重視した補修も可能なミツロウエコラップ

ミツロウエコラップは、化学成分でできた使い捨てラップを減らす地球に優しいエコなラップ。しかも、洗って繰り返し使えて、通気性、抗菌、防腐効果もある優れもの。
でも、使い勝手がイマイチなのは毎日使うにはちょっと不便です。何度もエコラップを作ってきて感じたのは、食器や容器、包んだ時の密着加減が大事と思いました。全く密着しないと、ただの蓋か紙とかわりない使い方になってしまうのです。
そこで、ミツロウエコラップを作る時にぜひ入れてもらいたいのが「樹脂」です。樹脂(今回は松脂)により、くっつき度が増します。しかし、樹脂がちょっと扱いにくく、布に偏りがあるとベタベタした箇所になてしまう。
それを改善するために、事前に材料を混ぜて「ミツロウエコラップの素」を作ると、とても作りやすく、失敗しにくく、さらに、使っていくうちに蜜蝋がはげてきても補修が簡単にできます。
そんな、ミツロウエコラップの素の作り方&ミツロウエコラップの作り方を紹介します!

<ミツロウエコラップの材料:バンダナ1/4(24x24cm)の材料>

・布 5g
・ミツロウ 15g(布の約3倍)
・ホホバオイル 3.8g(ミツロウの約1/4)
・松脂(ロジン) 1.1g(ミツロウの約7%)
・オーブンシート
・新聞 or ダンボール

ミツロウ(ビーワックス)は細かくしておく。初めから粒状のビーズワックスだと便利です。
我が家は養蜂家さんから購入しているブロックタイプなのでナイフで削ぎました。
キッチンスケールで測っておいた材料をオーブンシートで折った箱に全て入れ、レンジで3~4分程加熱し材料を溶かします。

取り出したものを棒で混ぜるとせっかく溶けた松脂がどんどんくっついてしまう可能性があるので皿ごと軽く揺すって混ぜてください。

フライパンや料理用のシリコンカップでも作れます。
この場合も棒を入れて混ぜずに材料が溶けてきたら軽く回して混ぜる程度で大丈夫です。
火が強すぎると焦げたものが発生するので注意してください。

自然に固まりますが、冷蔵庫に入れるとすぐに固まります。
型から取り出したエコラップの素はホワイトチョコレートのような感じです。
これで、ミツロウエコラップの素の完成です!

<ミツロウエコラップの作り方>

今回、私は古くなったバンダナを使います。
1/4に切り、はしの縫ってある部分もピンキングハサミで切り落とします。折り目があると食品の汁やゴミが詰まりやすいのでないほうが安心です。
バンダナ1/4、縫い部分をカットし、1枚が約24cm正方形、5gでした。

アイロン代の上に新聞紙(多め)、または、ダンボールの上にオーブンシートを広げ、

ポイント→※布り四方5mmほど余裕を持たせてオーブンシートを折っておく※

これにより、ミツロウの流れを防ぎます。
先ほど作ったエコラップの素を布の重さ2.5〜3倍量をちぎってのせます。布の厚みや質感によっても異なります。
布に素が染みていない箇所があっても後から足せるので大丈夫です。

ミツロウエコラップの素をのせた布のオーブンシートの四方を折り、さらに上にオーブンシートを被せてアイロンをかけます。
最初はミツロウをプレスしながら溶かす感じで、全部溶けたら優しく全体にのばすように軽くアイロンをかけてます。
エコラップの素が染みていない布箇所がある場合には、その部分にエコラップの素をちぎってのせ、再度オーブンシートで挟んでアイロンをかけます。
溶けたミツロウがアイロンやアイロン台につくと厄介なので、気をつけてください。
布にエコラップの素が行き渡ったら熱いうちに中身を取り出します。

取り出し、乾かしたらミツロウエコラップの完成です。

色々な布で作ることができますが、化学繊維は熱に弱いのとミツロウの染み込みが悪いので、綿100%の布をお勧めします。薄すぎる布(うまく染み込まない)や厚すぎる布(包みづらい)は使い勝手が悪いのでお勧めしません。

もう少し密着度を増したい方は、松脂を少々増やすと良いです。でも、入れすぎるとベタベタになります。
もっと柔らかさを出したい場合にはオイルの量を増やしてください。
ホホバオイルは他のオイルに換えても大丈夫ですが、ホホバオイルは酸化しにくいのでおすすめです。
材料の分量はお好みで調節してみてください。

使うときは、手の熱を加えながら包んだり密着させたりします。
熱に弱いので、レンジかけたり、熱いものには利用しないでください。冷蔵庫は大丈夫ですが冷凍には向いていません。
食器にラップのように使え、おにぎりやお野菜も包むことができますが魚や肉などの生物を直に包まないでください。

作りたては硬めに感じても使っているうちに柔らかさが出てきます。
洗って繰り返し利用できますが、ミツロウがひどくはげてきたら、ミツロウエコラップの素で補修してください。
ミツロウエコラップの素を作っておくと、気に入った布地でパッと簡単に失敗なく、いつでもエコラップができて補修もできるので便利です。

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